オタク婚活の真実:「理解」より「認める力」と“趣味の不可侵条約”

こんにちは、東京・大阪・名古屋・岐阜で活動する
オタク婚活専門の結婚相談所「ミューコネクト」
代表・横井です。
「オタク婚活」と聞くと、多くの人が「同じ趣味同士のマッチング」をイメージします。
しかし現場では、男性と女性で「趣味」への向き合い方が大きく異なり、その違いがマッチングの壁となることが少なくありません。
拙著『オタク婚活はじめます』(すばる舎)でも触れましたが、結婚に必要なのは「理解」ではなく「認める力」、そして「趣味の不可侵条約」という考え方なのです。
1. 男性と女性で異なる「趣味観」
- 男性の場合
約8割が「趣味を理解してほしい」「一緒に楽しみたい」と考える。 - 女性の場合
逆に約2割しか「趣味を共有したい」とは思っていない。
多くは「趣味は旦那と共有したくない」「自分の世界をそっとしてほしい」と感じています。
👉 この“逆転現象”が、オタク婚活でマッチングが成立しにくい理由の一つです。
2. 「話したくない趣味」が存在する
オタク趣味の中には、BLやコスプレのように社会的にある程度認知されてきたジャンルもあります。
しかし、本人にとっては「実はあまり話したくない趣味」であることが少なくありません。
- 周囲の偏見を避けるため
- 自己防衛のため
- パートナーに否定される不安があるため
こうした理由から、あえて語らない人も多いのが現実です。
ところが、婚活の場で男性側が「理解しなきゃ」と思い込み、趣味をほじくり出そうとすると、それは相手の趣味領域への“侵略行為”に近いものになってしまいます。
3. 心理学的に見る「理解」と「認める」の間
心理学では、「理解(understanding)」と「認める(approval)」の間に、いくつかの段階があります。
- 受け止める(acknowledge) … 相手がそう感じていると把握する
- 受容する(acceptance) … 否定せず「あるものはある」と受け入れる
- 納得する(internal acceptance) … 自分の中で腑に落とす
このプロセスを経て、はじめて「認める」に到達するのです。
👉 しかし実際の婚活では「理解」や「納得」を飛ばし、無理に“踏み込もうとする”ことがトラブルの元になります。
4. 趣味の不可侵条約を結ぶ
相手の趣味は、理解しなくてもいいのです。大切なのは、盲目的に「それもアリだね」と認めること。
趣味の世界観は、本人にしかわからない独自のものであり、他人が完全に入り込むことはできません。そこは「聖域」であり、誰も踏み込んではいけない領域なのです。
私はこれを 「趣味の不可侵条約」 と呼んでいます。
互いに干渉せず、緩衝地帯を設けることこそが、オタク同士の結婚生活を長続きさせる秘訣なのです。
5. まとめ
オタク婚活で大切なのは「趣味を理解すること」ではありません。
むしろ、相手があえて語らない趣味を尊重し、無理に踏み込まないことが重要です。
👉 結婚に必要なのは、互いの趣味を“認め合い”、不可侵条約を結ぶ姿勢。
趣味を共有しなくてもいい。聖域を守り合うことこそ、オタク同士が幸せに暮らす最大の秘訣です。
