身内に障がい者がいると婚活できない?15年・1,200組が答える現実

身内に障がい者がいると、婚活はできないのか
15年・1,200組以上の成婚実績を通じて、この相談は何度も受けてきました。
「家族に障がい者がいることを打ち明けたら、相手の親に反対されて破談になった」
この経験をした人は、婚活そのものをあきらめてしまうことがあります。しかしそれは、非常にもったいない判断です。結論からいえば、婚活はできます。相手選びの軸を変えることが、解決策になります。
どの家族にも「言いにくい事情」はある
婚活カウンセラーとして多くの家族背景を見てきましたが、完全に問題のない一族はいません。
よくある例を挙げます。
- 長期間、就労していない家族がいる
- メンタルヘルスの問題を抱えた家族がいる
- 50代になっても未婚の兄弟がいる
- 親戚間でトラブルを抱えている
- 身内に障がいのある家族がいる
これらは、「あなたの家だけの問題」ではありません。むしろ、相手の家族を調べたときに同じような事情が出てくることは珍しくないのです。
相談者には「まず、自分の一族を改めて見直してみてください」とお伝えしています。そうすると、「自分の家も決して無傷ではない」ことに気づく方がほとんどです。
相手を責める前に、己にも必ず何かしら事情はある。清廉潔白な一族などいないのです。

「相手の不安」に先手を打つことが大切
身内に障がいのある家族がいる場合、相手やその家族が抱きやすい不安は次のようなものです。
- 遺伝はしないか
- 介護の負担が生じないか
- 自分たちの生活に影響が出ないか
この「不安の風船」を放置してしまうと、反対の声は大きくなります。大切なのは、伝える前に、相手の不安をひとつひとつ解消する準備をすることです。
たとえば——
- 「遺伝性はありません。主治医の診断書もあります」
- 「将来の介護については、家族で話し合い、相手に負担をかけない体制を整えています」
- 「二人の生活を最優先にします」
このように、具体的な言葉と根拠を添えて伝えることで、相手の不安は大きく軽減されます。

実際にあったケース
以前、30代後半の男性会員の方がいました。職業は公務員。真面目で誠実な方です。
本交際に入ったところで、お相手の女性から「実は身内に障がいのある家族がいます」と打ち明けられました。
彼はその場で即答しました。「教えてくれてありがとう。それで気持ちは変わりません」と。
しかし、彼の父親は反対しました。
二人はその壁に対して、こう伝えました。「私たち二人の問題です。ご迷惑はかけません。二人で話し合い、二人で解決していきます」と。
後日、彼はこう話してくれました。「隠さずに言ってくれたことが、逆に信頼できると思いました。だから一緒に乗り越えられた」と。
この方のケースが示しているのは、条件や家族背景の問題ではありません。

一族の事より、「二人の覚悟」が核心にある
私が15年間、会員さんに伝え続けていることがあります。
「相手がどんな人であろうと、一緒に生きていく覚悟を決めることが大事です」
逆に言えば、その覚悟が定まらないうちは、結婚に進まないほうがいい。それも、私が正直にお伝えしていることです。
もしそれでも反対されるなら、その縁は本来の縁ではなかったと考えてください。1組に断られることが、すべての縁の終わりを意味しません。あなたを丸ごと受け入れてくれる相手は、必ず存在します。
覚悟とは、相手を選ぶことではありません。相手と生きることを選ぶことです。
よくある質問
Q. 障がいのある家族がいることは、婚活で不利になりますか?
A. 伝え方と相手選びによります。相手の不安に先手を打つ「伝え方の設計」と、家族背景を含めて受け入れてくれる相手と出会える「場の選択」が重要です。
Q. いつ、どのタイミングで伝えるべきですか?
A. 交際が「この人と進みたい」という段階に入ったタイミングが目安です。初回のお見合いで伝える必要はありません。関係性ができてから、誠実に話す機会を設けてください。
Q. 結婚相談所と恋愛結婚、どちらが向いていますか?
A. 結婚相談所のほうが、こういったデリケートな背景をカウンセラーが一緒に整理しながら進められるため、孤独になりにくいという利点があります。一人で抱え込まないことが、成婚への近道です。
YOUTUBEでも話しています。
編集なしの、撮って上げ!ブログには書いていないことも話していたりします。
